Jリーグ欧州スタジアム視察2014
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Ⅳ‐2.TSG 1899ホッフェンハイム Jリーグ欧州スタジアム視察2014報告書 (2014年2月8日(土)~16日(日)) 46 ホームクラブ概要 (TSG 1899 Hoffenheim) 【リーグ】 Bundesliga (ドイツ1部) 【創設】 1899年7月1日 【ホームタウン】 ジンスハイム (人口:34,791人/2012年12月時点) 【スタジアム】 Wirsol Rhein-Neckar-Arena (ライン・ネッカー・アレナ) 30,150人収容 完成: 2009年1月24日 / 建設費: €6,000万 (76億8,000万円) 【平均入場者数】 23,230人 (2012/13シーズン) 【タイトル】 なし 【日本人選手】 宇佐美貴史選手(G大阪)が、2012年8月~2013年4月まで所属 2000年発足の女子チーム(1部)に岩渕真奈選手(元・日テレ・ベレーザ)が 2012年11月~所属中 1.ホームタウン人口と変わらない収容人数 (1)パトロンの支援で建設 フランクフルトから南へ120km、アウトバーン沿いなので1時間半でスタジアムに着く。スタジアムのまわりには何もなく、広大な野原しかない。 人口35,000人のジンスハイム市にあるホッフェンハイム地区(人口約3,200人)の名を冠するクラブは、1990年代にソフトウェア企業SAP社の創設者ディートマー・ホップ 氏(73歳)がパトロンになり、その金銭的支援によって8部から一気にブンデスリーガに昇格した。 子供の頃にユースチームに所属していたホップ氏は、€6,000万(76億8,000万円)を投じて新スタジアムを建設した。 *当時レート €1=128円 2006年末に構想を立て、2007年5月に着工。 ホームタウンの人口と、ほぼ変わらない3万人の収容能力を持つサッカースタジアム。街の西に流れるライン川、東のネッカー川に由来する郡名、「ライン・ネッカー・アレナ」と名付けられた新スタジアムは、2009年1月、クラブがブンデスリーガ1部に昇格した2008年夏から半年後に竣工した。 竣工から2年半後、新スタジアムは2011年女子ワールドカップ(なでしこジャパンが優勝)の会場のひとつともなり、太陽光発電プロバイダーであるヴィルソル (Wirsol Solar AG)社の命名権も冠している。 Ⅳ.ドイツ 2.ライン・ネッカー・アレナ (TSG 1899ホッフェンハイム) 2014年2月15日 (試合観戦のみ) 佐藤 仁司(Jリーグ)

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