Jリーグ欧州スタジアム視察2014
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Ⅳ‐1.1.FSV マインツ05 Jリーグ欧州スタジアム視察2014報告書 (2014年2月8日(土)~16日(日)) 41 ◆スカイボックス・ビジネスシート メインスタンドは地上4階、地下1階の構造となっており、2階~3階にあたるエリアはビジネスシート2,030席で1席€250~300(35,000~42,000円)。 年間チケットは駐車券付きで€2,700~3,400(37万8,000~47万6,000円)で販売し、ホルダーメリットとして監督と直接対話できる権利もあるらしい。1階と2階は、「Coface LOUNGE」と称する3,000㎡のラウンジとなっており、ビジネスシート保有者が利用できる。 1階はスタンド内全面に広がるオープンスペースであり、ブッフェ形式で食事が出来る。また、ソファセットが置かれているコーナーもあり、予約制でビジネスなどの利用が多い。 3階は全て予約制のテーブル席で、価格は€30(4,200円)となっている。このラウンジは、ファミリーなどプライベートでの利用以外にも、ビジネスパートナーとのコミュニケーションを目的とした活用も多いようである。また、試合メンバーを外れた選手が訪れ、ファンサービスも実施しているとのこと。 営業時間はキックオフ2時間前から試合終了後約2時間まで。チケット価格は、対戦相手により3つのカテゴリーに分けられている。 ‣ Aカテゴリー: バイエルン、ドルトムント (ビッグクラブ) ‣ Bカテゴリー: フランクフルト、シャルケ (近隣ライバルクラブ) ‣ Cカテゴリー: その他クラブ 尚、1試合当たりのビジネスシートのチケット収入の占める割合は、全体の約30%とのこと。 4階は13名収容と20名収容の合計35室のスカイボックスとなっている。ラウンジの外にテラス席があり、ラウンジとの仕切り窓は全開に出来る仕様となっており解放感がある。また、年間契約以外にマッチデー販売も行っている。 ‣ 13名収容スカイボックス €3,250~4,875(45万5,000~68万2,500円) ‣ 20名収容スカイボックス €5,000~7,500(70万~105万円) 試合当日は各部屋にサービススタッフがつき、利用客の接待を行う。また、スタンド内の扉やエレベーターにも常時スタッフが配置され、利用客へのホスピタリティを一層高めている。 スカイボックス利用者はリボンを着用し識別 2Fラウンジ 3Fラウンジ スカイボックスの テラス席

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