Ｊリーグ欧州スタジアム視察2014

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Ⅲ‐3．アストン・ヴィラFC Jリーグ欧州スタジアム視察2014報告書 （2014年2月8日（土）～16日（日）） 35 玄関受付には、ドレスコードが明記されている。 エグゼクティブ・ラウンジはスマート・カジュアル（ジャージ、レプリカユニフォーム、アウェイカラーは禁止。ジーンズはNGではないが、破れたものや漂白したものは禁止）だが、ダイレクターズボックスは、襟付きシャツにジャケット、革靴、ズボンと格式高い。 ちなみに当該ホールの脇には、貸し出し用車椅子が3台置かれていた。 ラウンジでのケータリングは、委託でなくクラブが独自に150人のコックやウェイターを抱えている。 650人収容のHolte Suite は、多目的ホールとして結婚披露宴や葬儀のメモリアルサービスまであらゆる催しの会場に使用されているため、壁の色を白にして、制約がないようにしている。 試合の日、シーズンチケットホルダーは1人￡4（672円）支払えば、このホールに入れる。 試合開始3時間前からオープンしており、他会場の試合をスクリーンで観戦したりして楽しむ。 ちなみに、シーズンチケットホルダーは全席種合計で21,000人いる。 コーナーにあるラウンジは、金土日は、VMFレストラン（Villa Midlands Food）として営業。地元では3年連続No.1の評価を得ているレストランだという。 訪問した日は「バレンタイン・デー」で、純白のテーブルクロスの上にハートが散りばめられていた。 尚、このレストランでは、地元の学生を、社会教育の体験の場として受け入れている。 アストン・ヴィラは、1982年のインターコンチネンタル・カップ（トヨタカップ）に出場し、国立競技場でペニャロールに敗れているが、当該試合の写真もラウンジに飾られていた。 2．スタジアムの臨場感 （1）スタンドのカラーリングにこだわり スタンドは、上層はエンジ、下層はスカイブルーのクラブカラーで統一されている。デザイン・マーケティング会社に依頼して、細かな色見も含めてスタジアム内のカラーリングを見直した。