スタジアムプロジェクト欧州視察2010報告書
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Ⅳ‐1.ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオン Jリーグ スタジアムプロジェクト 欧州視察報告(2010年10月) 40 ホームクラブ概要(West Bromwich Albion Football Club) 【リーグ】 Barclays Premier League(イングランド1部) 【創設】 1877年 【ホームタウン】 ウエスト・ブロムウィッチ (人口:136,940人) 【スタジアム】 The Hawthorns (28,003人収容) 【平均観客数】 2009/2010: 22,199人 【国内タイトル】 フットボールリーグ・1stディビジョン(現プレミアリーグ):1回 1919/20 フットボールリーグ・2ndディビジョン(現チャンピオンシップ):3回 (1901/02,1910/11,2007/08) FAカップ:5回 1887/88,1891/92,1930/31,1953/54,1967/68 フットボールリーグカップ:1回 1966 / コミュニティーシールド:2回 1921,1955 【国際タイトル】 なし 1. ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオンFC(WBA)について (1)クラブの概要 ①クラブ発足年 1877年にバーミンガム郊外の工場職員グループによって設立。ウェスト・ブロムウィッチというクラブは、おそらく1877年創立と言われている。実際にクラブの関係者の中でも、77年なのか78年なのかわからず、現状の見解は77年ということになっているとのこと。1888年にスタートしたフットボールリーグの創設時参加12クラブのひとつ。 ②チーム名・愛称 創立時のクラブ名はウエスト・ブロムウィッチ・ストローラーズ(West Bromwich Strollers FC)であった。 3年後に現在の名称に変更され、愛称であるBaggies(バギース)は当時の選手達がバギーパンツを穿いてプレーをしていたことに由来する。 ③クラブエンブレムの由来 昔、クラブが創設された当時、近くのサポーターが集うパブの鳥かごに、エンブレムに描かれているものと同じ鳥が飼われていた。その鳥が試合当日の朝に「鳴くと試合に勝ち、鳴かないと負ける」という言い伝えが代々あり、鳥がクラブの紋章に入ったといわれている。 (2)現在のクラブ成績 今シーズンのWBAは、プレミアリーグに昇格し、開幕からチームの調子はよく、現在6位(2010年10月22日現在)。 ただ、この8年~9年間くらいは、1部と2部を繰り返している状況で、その間、プレミアリーグで過ごしたのは5年間。それ以外は2部リーグで昇格をかけて戦ってきた。 (3)クラブ経営について ①クラブの経営形態 外部からの資金提供などには頼っておらず、基本的にクラブが上げた収益をチーム強化に使う経営体制をとっている。 また、株式会社の形を取っており、現時点の筆頭株主はオーナーであるジェレミー・ビース氏だ。Ⅳ.イングランド1. ザ・ホーソンズ(ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオン) 2010年10月22日訪問 菅原 均(博報堂DYスポーツマーケティング)

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