スタジアムプロジェクト欧州視察2010報告書
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Ⅲ‐2.バーゼル Jリーグ スタジアムプロジェクト 欧州視察報告(2010年10月) 31 (1)施設概要 完成年:2001年(2005~2008年3階席増築) 収容人数:42,500人 所有者:ザンクト・ヤコブ・パルク共同組合 建設費:スタジアム部分 CHF 1億1,500万(97.75億円) ※増築費CHF 2,300万(19.55億円)含 高齢者向住居・ショッピングセンター部分込み CHF 2億5,000万(212.5億円) 設計者:ヘルツォーク&ド・ムーロン ※アリアンツ・アレナ、プラダ青山店、北京国家体育場鳥の巣の設計者 所在地:St.jakobs-Strasse 395,Basel 交 通:スイス国鉄バーゼル中央駅から300メートル離れた「Aeschenplatz」電停より14番トラムにて約10分の「St.Jakob」電停下車すぐ スイス国鉄「Basel St.Jakob」駅、バス、高速道路と豊富なアクセス手段あり。 駐車場:680台(競技場内) 1,465台(隣接) 認 証:UEFAエリートスタジアム(4つ星) (2)施設の特徴 ①開閉式の外壁 防寒と通風対策のため外壁が開閉式となっている。 ②複合型スタジアム バーゼル市民に対して「スポーツと文化にとってよいことを行う。」ことを念頭に、スイス初の複合型スタジアムとして建設された。107室の高齢者向けマンションを併設し、スタジアムにはマンション住民専用のラウンジと動線につながる通路がある。料金は広さとサービスに応じて月額CHF 2,000(17万円)~CHF 3,000(25.5万円)となっており、人気があるため現在空室は無い。尚、試合観戦に申し込みは不要。 55店舗のショッピングセンターとファンショップが併設されている。「スタジアム自体、とても魅力的な建物だから、テナント料を払えばどの企業もやっていける」との話を聞いた。 高齢者向けマンション

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