ホームタウン・イレブンミリオン欧州研修2009報告書
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Ⅱ‐1.レバンテ Jリーグ ホームタウン・イレブンミリオン 欧州研修報告(2009年1月) 6 る。さらに、各ペーニャのイベントなどが開催される時はグッズなどの物品の提供も行っている。 各ペーニャが、アウェー観戦ツアーを企画して実行する際は、バスの手配(提供)をし、あわせてチケットもクラブが購入する。 スタジアム内の来賓室などを利用し、クラブ幹部と定期的な意見交流会も開催。 各ペーニャへ定期的ではないが、選手・クラブ幹部がうかがうこともある。(選手がうかがうときは、月・火・水の間で、主に遠征しない選手が行くことが多い)ただし、スケジュールの都合がつかないときは断ることもある。 ペーニャ内のSOCIOの比率は約90%である。 クラブは、ペーニャを非常に大事にしており、クラブの支えになっているとの認識でいる。 48あるペーニャの中で、1つだけ女子チームを応援しているペーニャがある。 2. ホームスタジアム 2部と1部を行き来しているクラブで、財政難でつい最近オーナーが交代したばかりであるクラブのため、スタンドならびにスタジアム内施設は必ずしも豪華ではない。が、4年後にはバレンシア市内の海岸沿いに同規模のスタジアムの建設の予定がある。 スタジアム内には上記の写真のロゴマークが掲載されている。これはバレンシア州のマーク(ロゴ)である。 バレンシア州がレバンテのスポンサーになっており、バレンシア州もレバンテをプロモーションし、レバンテもバレンシア州をプロモーションしている。 クラブと自治体が、良好な関係を築いている証拠である。 ※ビジャレアルのホームスタジアムにも同様のバレンシア州のロゴが掲載されていた。 3. コミュニティー活動 コミュニティー活動は、リクエストがあれば答えている。学校や病院、福祉施設などへ定期的に選手が訪問している。 また、クラブからも積極的にコミュニティー活動へかかわりを持っている。 4. 女子チーム レバンテには昨年スペインでリーグ優勝した女子チームも存在する。 女子チームが創設されてから10年経過、それまでは地域の集まりであった。

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