ホームタウン・イレブンミリオン欧州研修2009報告書
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Ⅳ‐7.ハックニー・マーシュ Jリーグ ホームタウン・イレブンミリオン 欧州研修報告(2009年1月) 58 1. ハックニー・マーシュについて (1)ハックニー・マーシュとは? ハックニー・マーシュは、ロンドン市内北東にある広い公園。ロンドン郊外からテムズ河に流れ込む「リー川」と、その川から延長された運河にグルリと囲まれるように存在する。「ハックニー」は、ハックニー地区を指す土地の名前で、「マーシュ」は湿地帯を意味する。 【航空写真】 ハックニーは近代まで、ロンドンの貧困街として知られた地域で犯罪者の巣窟でもあったが、対照的に美しい自然に囲まれた憩いの場も存在する。公園の一部は自然保護地域に指定され、昆虫や小鳥、小動物の繁殖の場として守られている。ハックニー・マーシュは、2012年のロンドン・オリンピック会場予定地に隣接し、閉会後に植物を元に戻す条件で、公園の一部も施設に使われることになっている。しかしながら、現在の成熟した自然保護に戻るには時間が掛かり、生態系に影響が出ると懸念している人たちも多いという。 (2)「The Hackney & Leyton Sunday Football League」 【Victoria Park / South Marsh / East Marsh】 サッカー(フットボール)の練習場として有名で、ここ1ヶ所(上地図の3つに分かれている)に何と88面ものピッチが存在する。その数は世界一である。週末の朝は、サッカーのピークタイムであり、無数の少年・青年たちがボールを追いかけて走り回っている。 【クラブハウス(受け付け・ロッカールーム)】 【ピッチ案内図(South Marsh)】 Ⅳ.イングランド 7. ハックニー・マーシュ (Hackney Marsh) 2009年1月18日(日)訪問 池谷 信哉(神戸)、藤井 潤(福岡)

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