ホームタウン・イレブンミリオン欧州研修2009報告書
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Ⅳ‐4.マンチェスターU Jリーグ ホームタウン・イレブンミリオン 欧州研修報告(2009年1月) 48 (5)選手入場ゲート 試合後のヒーローインタビュー等を行うスペースから選手入場ゲートが通じている。インタビュースペースにはプラチナスポンサーのロゴがテレビに映し出されるように、常時掲出してある。 マンチェスター・ユナイテッドは過去に2度の倒産危機を迎えたことがある。その際の救世主の肖像が入場の際に選手が立ち止まり、目に留まる場所に掲げてある。 一度目を救ったのがジョン・ヘンリー・デイビス氏。彼は地元のビール会社のオーナーだった。1902年に金色と緑色が基調のクラブカラーを現在の赤に変え、クラブ名もニュートンヒースからマンチェスターユナイテッドに変更した。 二度目の破産寸前の状態を救ったのが、地元マンチェスターの大富豪だったジェームス・W・ギブソン氏。第2次世界大戦でスタジアムが崩壊した時に、彼や彼の会社がスタジアム改修費を負担したため、1948年にオールド・トラフォードが再建できたのである。もうひとつの功績としては彼がマンチェスター・ユナイテッドの監督としてマット・バスビーを抜擢したことだといわれているとのこと。 (6)ピッチへの入場 スタジアムツアーでは、選手入場ゲートからマッチデーの試合入場シーン同様のスタイルで、全員が2列に整列。リーグ戦で実際に使用している入場曲を流し、臨場感あふれる歓声とともに入場。 (7)芝生の養生用ライト 芝生の養生のために、小さめのライト8台、大きめのライト5台を保有している。 (8)スポンサー看板の掲出方法 ピッチ上に立てるだけだとスタンドからの見え方やテレビ映りが良くないために、傾斜をつけて設置しているという。 (9)大型ビジョンは未設置 最上部席の手前のスタンドボード4ヶ所に電光表示板を設置するのみで、大型ビジョンは未設置。ゴールシーンなどでもスコア等の文字情報程度を映し出すのみとなっている。設置しない理由として、

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