ホームタウン・イレブンミリオン欧州研修2009報告書
48/73

Ⅳ‐4.マンチェスターU Jリーグ ホームタウン・イレブンミリオン 欧州研修報告(2009年1月) 47 室内にはマンチェスター・ユナイテッドに所属した選手で、各国代表に選出された選手すべてのネームが掲出されている。あわせて所属時代の代表試合出場回数も掲示している。 クラブ創設は1878年で、最古の代表選手は1887-88シーズンのウェールズ代表というほど歴史が古い(当時はニュートンヒースというクラブ名であった)。 サー・ボビー・チャールトンはもちろん、ベッカム(所属1996-2003、キャップ数60)等の名も刻まれている。その中でも、マンチェスター・ユナイテッドの歴代最多代表出場選手は元デンマーク代表のシュマイケルである。 なお、選手や選手の招待した方々がラウンジで食事、歓談可能なように、このスペースの裏に託児所が設置されており、クラブスタッフが責任を持って対応している。 (4)ドレッシングルーム(DRESSING ROOM) 選手たちが選んだ場所を使うスタイル。ジンクスを意識し、縁起を担ぐ選手も多いため、自然と決まった場所を続けて使うかたちになる。 ハンガーの上にマンチェスター・ユナイテッドのロゴが付いている場所は控え選手も含めた試合当日のメンバーのセクションになっている。試合前のチーム戦術を伝えるシーンでは、ファーガソン監督も角のスペースに座るという。 シャワールーム等は昔のままを維持しているが、選手更衣室やウォームアップエリアは最近改装した。とはいえ、スペース的には小さく、ビッククラブの選手更衣室のイメージではないかもしれないが、試合前の1時間半と試合後のシャワーの使用程度であり、選手も十分と感じているであろうとのこと。 ただし、週4~5日を過ごすカーリントンにある練習場の施設はプレミアリーグの中でもトップ級のものと評価が高く、選手控室はオールド・トラフォードの2.5倍程度の広さを確保している。 チーム戦術用ボードが設置され、映像スクリーンでは、他会場の試合を映し出すこともある。 ハーフタイムの栄養補給用にバナナ、シリアルを置くが、特にジャファケーキ(クッキーの上にチョコレートがかかって、中にオレンジジャムがはさまっている食べ物)の人気が高く、ファーディナンドなどはよく食べているため常備しているという。 なお、アウェイ側は同サイズではあるが、改装もしておらず、快適度は大きく違うものになっている。

元のページ  ../index.html#48

このブックを見る