ホームタウン・イレブンミリオン欧州研修2009報告書
42/73

Ⅳ‐2.プレストンNE Jリーグ ホームタウン・イレブンミリオン 欧州研修報告(2009年1月) 41 プレストン NE ファンズ・チーム 対 バーンリー ファンズ・チーム プレストンとバーンリーは、約30kmの距離にある「ダービー」。 両クラブとも、世界最古のイングランドリーグ創設の1888/89シーズン(12クラブ)からの古豪であり、さらに、1888年9月8日(土)、フットボールリーグ開幕日の対戦がプレストンNE対バーンリー戦だった(5-2でプレストンの勝ち)。 2009年1月17日(土)の対戦は、「フットボールリーグ創設120周年記念試合」と位置づけられていた。 その日の朝9:30、プレストンのディープデイル・スタジアムの向かいにあるムーア・パークという広大な公園内のグラウンドでは、両クラブのファン同士による試合が始まった。 「これもとても重要な試合なんだ」 一見、ただの草サッカーのように見えたのだが、タッチラインの脇で「ホームチーム」に声援を送っていた プレストンNEの広報、ナイジェル・パーフェクト氏。 彼によれば、2部のクラブの約90%にファンのチームがあり、「ファンズ・リーグ」を戦っている。 互いの移動時間が3時間以内であれば、リーグ戦と同日に同じカードで試合を組んでいるとのこと。 ファン同士の試合は、1対0でホーム・プレストンNEが勝った。 試合後、「選手たち」は、レポートにあるように、リーグ戦の試合前のセレモニーで「120年前」に思いを馳せ、 「我らのチーム」の応援に最後の力を振り絞っていた。 Jリーグ 佐藤 仁司

元のページ  ../index.html#42

このブックを見る