Ⅵ-1.MKドンズ Jリーグ ホームタウン・イレブンミリオン 欧州研修報告(2009年1月) 34 【ホテル隣のVIPルーム】 【スタジアム内の選手ロッカー】 4. ハーフシーズンチケット 現在、2008-2009のハーフシーズンチケットを販売している。スタジアムの収容人数が、21,089人に対して、およそ10,000人のサポーターがこのチケットを利用している。(7歳未満は無料) 創設から4年で多くの年間サポーターを獲得してきた背景には、初年度に元イングランド代表のMFポール・インス氏を監督として迎え入れる等、ファンの注目を集める方針があげられる。現在の監督は、元イタリア代表のディ・マッテオ氏である。 こうした、ファン獲得施策にも新たな地域にホームタウン移転したクラブの方針が伺える。今後のスタジアム拡大に伴うチケット販売施策、チーム強化にも注目していきたい。 【2007-2008国内タイトル獲得(4部優勝)】 5. 地域貢献活動 ○活動のコンセプト○ 地元の人々に対してサッカーを通してポジティブな印象を抱いてもらうためと、サッカーに限らず多種多様なバックグラウンドを持つ地域の人々に、そういった機会を提供していくことを目標にしている。 また、スタジアム内に1,000人収容のコミュニティホールを設置する等、地域住民との関係を重視する方針が伺える。是非、参考にしたい。 【1,000人収容のコミュニティホール】 ○組織○ コミュニティオフィサーを頂点として、5つのプロジェクトに関しての責任者(予算の管轄を担う)が存在し、その下にはプロジェクトを実施する部門、さらにその中にも、見習いコーチ、パートタイムコーチ、ボランティアの方々の協力もある。 この組織の中で最も重要性が高いのは、地元のコミュニティアンバサダー(親善大使)の「ポ―ル・ミッチェル氏」。つい最近現役の選手だったが怪我
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