アラップスポーツ1調査日 平成20年2月29日(金) 面談者 Mr. J Parrish (Architectural Director) Ms. Elizabeth Leaming (マーケティング担当) 調査者 Jリーグ : 傍士銑太、藤村昇司、深野悦子 RISB : 間野義之、田辺芳生、澤井和彦、蔵本匡史 文化工房 : 山本敏夫 概要2,3 「アラップスポーツ」は、イギリス・ロンドンに本部を置く総合エンジニアリング・コンサルティング集団「アラップ」の一部門である。 「鳥の巣」という異名で知られる「北京国家体育場4」(2008年 中国)や、特殊なフィルムで覆われた特徴的なデザインの「アリアンツ・アレナ5」(2005年 ドイツ)など、有名なスポーツ施設の建築に数多く関わった経験を持っている。 アラップでは、クライアントの希望を最大限満たせるよう、技術的な設計やランドスケープ、プロジェクト・マネジメントなど、建築・土木に関するあらゆる分野のスペシャリストが在籍している。「アラップの特徴は、ビジネスプランニングのスペシャリストが在籍していること。他社では外部の専門コンサルタントを雇うケースが多いと思うが、アラップでは様々なプロジェクトの中で一緒のチームを組み、技術的な設計とビジネスプランを同時に検討することが可能。」とParrish氏は語った。 グループ全体のスタッフ数は約9000人で、世界37カ国、事業所数は85を超える。 写真 1 Arup本社(イギリス・ロンドン) 1 正式な表記はArup SportまたはArupSport。公式WEB http://www.arup.com/sport/ 2 出典:アラップスポーツ、アラップジャパン公式WEB http://www.arup.com/japan/ 3 アラップジャパンは1989年設立。中部国際空港旅客ターミナルやAIG長崎ビルなどを手がけた経験を持つ。 4 北京オリンピック(第29回オリンピック競技大会)メインスタジアム。 Arup Sport; ver.3 p.1 Copyright ©Japan Professional Football League / Research Institute for Sport Business, Waseda UNIV 2008, All Rights Reserved 5 2006FIFAワールドカップTM開催地の1つ。バイエルン・ミュンヘンと1860ミュンヘンのホームスタジアム。66,000人を収容できる。
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