が、市から補助金が出る ・ コベントリー・シティFCから選手がやってきて、子供たちと交流することもある 図14:授業風景 図15:パソコン学習室 15 再開発の成果 調査の最後に市のButterworth氏が個人的な見解と断った上で、次のように話してくれた。 「私は初期の1997年頃から、この再開発事業に、情熱を持って取り組みました。プロジェクトの計画段階から6年間、毎週のように地元のグループとミーティングを持ちました。 やがて計画が政府に承認されて、建設が始まりました。このくらい大きな事業が着工される時、通常1,000通くらいの苦情がきます。ところがこの計画で苦情は、11通しかありませんでした。それはリコー・アリーナがコベントリー市民のプライドを反映しているからだと思います。 市は13.7百万ポンド(28.4億円)にも及ぶ投資をしました。今この建物を所有し、ACL社の50%を保有しています。テスコ社に土地を売った後でも、まだ10エーカー残っています。 事業の成果として5,700、アリーナ周辺に限っても2,700の雇用が生まれました。貧しかった北部の家計も、5ポイントアップしました。私は10%ポイントまでアップさせることも、可能だと思います。 私はこの開発が長期的な効果を及ぼすよう期待しています。次の15年のための計画を、もう立案しています。 この地域に35,000の住宅を建てて、5~60,000人の居住者を誘引したいと考えています。そうして市の人口増に貢献したいのです。 リコー・アリーナで開催される全国規模、世界規模のイベントが、コベントリーのイメージ、コベントリーのプライドを育てていきます。市としても、リコー・アリーナの今後に、大いに期待しています。」 図16:ショッピングモールからスタジアムを望む 特徴的なスタジアム施設 図17:肘掛け付き座席 CASE 4; RICOH Arena, (Coventry, England), ver.5 p.12 Copyright ©Japan Professional Football League / Research Institute for Sport Business, Waseda UNIV 2008, All Rights Reserved
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