一般株主席(4,109席) プレス席(230席) 駐車場(12,500台。内、スタジアム内に一般用2,000台、業務用500台)会議室:14部屋、最大3,500人が参加可能 トイレ750、ケータリング・ポイント30カ所、出入り口60カ所 調査概要 調査日 : 2008年2月27日(水) 主な面談者 : 所属 肩書き 氏名 Amsterdam ArenA Advisory BV2General Manager Mr Sander van Stiphout 本稿における主要関係者 クラブ : AFCアヤックス(Amsterdamsche Football Club Ajax NV3)。 NV社 : Stadion Amsterdam NV。スタジアムを建設し所有する主体として、市、クラブ、民間の出資により設立された。 CASE 3; Amsterdam Arena, (Netherlands), ver.5 p.2 Copyright ©Japan Professional Football League / Research Institute for Sport Business, Waseda UNIV 2008, All Rights Reserved 2 BVは、有限責任の、株式非公開会社を表す 3 NVは、有限責任の、株式公開会社を表す。但しクラブは上場していない 要約 アムステルダム・アレナは、市の都市開発計画の目玉事業として建設された。 建設費用は、127百万ユーロ(204.9億円)。建設主体として、官民出資の第三セクター会社(市48%、クラブ13%、民間39%)を設立。この会社への出資金等のかたちで、資金調達した。内訳は公共30%、民間44%(うちクラブ7%)、銀行借入26%。土地は市有。 上記の出資金と、クラブの年間指定席の権利がセットになっているのが特徴。また8つの大企業から、PR権とセットにした資金拠出を得ている。 管理運営は、上記第三セクターのグループ会社が担当。クラブはテナントの立場にとどまる。スタジアム経営と、クラブ運営が、分離されている。 運営会社は黒字経営を続けている。スタジアム周辺も商業施設が整い始めている。ここで得られたノウハウを活かしてコンサルタント業務を行う関連会社もある。 図 1:現地調査で入手した資料より。 道路鉄道と駅ショッピングセンター
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