Ⅱ‐1.セビージャFC Jリーグ イレブンミリオンプロジェクト 欧州視察報告(2008年1月実施) 4 クラブ概要 【創設】 1905年 【ホームタウン】 セビージャ市(アンダルシア州州都、人口:70万人 ) 【ホームスタジアム】 エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスフアン(45,500人収容) 【平均観客数】 2006/07:40,000人 【ソシオ会員数】 41,700人 【ぺーニャ】 230 【資本金】 620万ユーロ(9億9,200万円) 【年間予算】 6,400万ユーロ(102億4,000万円) 【タイトル】 リーガ・エスパニョーラ 優勝1回 スペインカップ 優勝4回 欧州スーパーカップ 優勝1回 UEFA カップ優勝2回 1. ホームスタジアム訪問 (1)スタジアムの立地 スタジアムはセビージャの中心街に位置しており、中心地から徒歩での来場が可能。パーキングもスタジアム地下及び周辺ショッピングモール街に設けられており、遠地から車での来場者にも対応。 スタジアムと歓楽街の距離が近く、試合前後の時間を利用し、ショッピング、食事を楽しむことができる。我々が訪れた1/5,6は、お祭りの時期ということもあり、スタジアム前の広場には、移動遊園地、仮設のスケートリンクなども設置され、多くの家族連れでにぎわっていた。 (2)スタジアム設備・システム ①グッズショップ スタジアムにオフィシャルグッズショップが併設されており、ユニフォーム、Tシャツなどのウエア類はもちろんのこと、ベビー用品、女性用に変色されたユニフォーム(セビージャFCのカラーの赤の部分が女性に好まれるピンク色になっている)など、老若男女のニーズに対応するラインナップが目を引く。 日本の場合(多くのクラブがそうだと思うが)、多層に対応したくても、生産ロット数の関係で対応できないグッズもあり、セビージャがうらやましく思える。一番目を引いたのは、グッズショップに併設された、ユニフォーム背番号、ネームの圧着コーナー。話を聞くと、圧着時間は3分程度で、その場で作業をしてくれ、待ち時間は平均で30分程度とのこと。日本の場合、圧着作業は別で行われるため、シーズン前に新ユニフォームに背番号、選手名を圧着したくても、1ヶ月くらい前にオーダーをしないと開幕に間に合わないケースもあることを考えれば、大変すばらしいサービスであると同時に、日本の体制を考えなければならないと思った。 この日、グッズショップは週末&お祭りということもあり、大変盛況であったが、ショップスタッフは店Ⅱ.スペイン 1.セビージャFC (Sevilla Fútbol Club) 2008年1月5日訪問,6日観戦 松元 晋(柏)、天野 春果(川崎)、高原 幸次(甲府)、福島 義史(徳島)
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