Ⅳ-6.メンヘングラッドバッハ Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 (2017年10月28日~11月5日) 74 ⑥観客席(スタンド) 観客席(スタンド)は下層席、上層席の2層構成となっている。メインスタンドを背後に左側がホームチームのスタンドとなっている。そのため、ホームチームの選手用のベンチはチーム更衣室と反対となる左側に設置されている。また、観客席はクラブのカラーで統一されている。 観客席(スタンド全景) ⑦その他 設備面で一番驚いたのは日本ではない「留置所」である。規定で決められており、警察が取り調べをする際に使用する。 留置所は3部屋あり鉄格子の牢屋がある 車椅子席もバックスタンド側に完備しており、スタンドコーナー席付近に設けられている。左右38席ずつ観戦可能となっており、身障者への配慮も行き届いている。 メインスタンド側コーナー付近に車椅子席 またリハビリテーションの施設も完備しており、選手だけでなく一般の方も利用できる。 リハビリテーション施設 3. スタジアム運営について (1)試合運営 試合日には選手から売り子を含めて約1,800人のスタッフで運営を行っており、アルバイトは1日€40(5,374円)ほどの給料が支払われる。現金も使用可能となっており、ビジネスラウンジやスカイボックスなどには女性の専属スタッフがゲストをおもてなしする。1試合あたり約€335,000(4,501万円)の運営費がかかる。 テレビの放映権料としてはUEFAチャンピオンズリーグを含めると€6,000万(80億6,100万円)。ブンデスリーガ単体では€4,000万(53億7,400万円)。調理やケータリングなど全てクラブが仕切って運営している。 アルバイトスタッフへの指示書とユニフォームの受け渡し
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