Ⅳ-5.デュッセルドルフ Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 (2017年10月28日~11月5日) 61 ・スカイボックス(個室:22部屋/定員12人) /1室 @日€3,500(470,225円) / 年€54,000(7,254,900円) (観戦席は個室の前に独立したバルコニーにありクッション付椅子) ⇒メインスタンド側のビジネスラウンジの上の階にスカイボックス(22部屋)がある。年間契約している部屋や試合ごとに売っている部屋(現在は2、3室程度が空きとなっており、試合ごとの販売をしている)もある。購入企業によっては内装をカスタマイズするニーズもあるため、その場合には、個室の内装変更は購入企業の費用負担で行う。その際、部屋はスタジアム運営会社との契約となり、年間でスタジアム運営会社から購入している扱いとなるため、試合日以外の日でも会議などで利用可能、別料金となるがケータリングも利用可能。 ※コンサートなどで個室が利用できない場合には、コンサートチケットの優先購入権があり、購入しない場合には一般に売り出されることになる。 ※スタジアム運営会社のホームページによれば、スカイボックス(スタジアム側では、Business-Logeと呼ぶ)を契約すると、前述の権利の他、スタジアム運営会社のホームページに企業名を掲出・個室入り口に企業名を掲出・個室の上部に企業名広告を掲出・VIP受付のボードに企業名を掲出できる等の権利も付与される。 ※アウェイチームへの食事提供 / ブンデスリーガでは伝統的に試合終了後、ホームチームはビジネスラウンジで食事を楽しむが、アウェイチームの選手・スタッフのためにも食事(パスタなどの軽食)を提供する文化がある。フォルトゥナ・デュッセルドルフではチーム更衣室横のウォームアップスペース付近で提供している。 (5)クラブの特徴的な営業活動について 営業活動や来場促進のための活動にもクラブとして力を入れていると感じられる。例えば、現場スタッフ(分析担当やアシスタントコーチ、フィジカルコーチ、トレーナーなど)のお仕事紹介のファン向けイベントをチーム更衣室等で定期的に開催したり、多くの日系企業が進出するデュッセルドルフという特性を生かし、日本人メインスタンド側ビジネスラウンジ スカイボックス
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