Jリーグ欧州スタジアム視察2017
48/106

Ⅳ-3.ミュンヘン① Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 (2017年10月28日~11月5日) 48 ②施設所有・運営会社 収入は主として以下のビジネスによるという。 【収入面】 ビジネス名称 当該ビジネスに関する先方の説明 スカイボックス ・5階部分に106室 ・企業に5年間契約で販売 ・€10万(1,343万円)/年 ~€30万(4,031万円)/年 ・現在完売で70社あまりが契約ウェイティング状態である ・内装は契約先企業が自由に工事可能 ・非常に大きな収益源である ・365日24時間使用可能 ・FCバイエルン・ミュンヘンの全ての試合(リーグ戦だけでなくUEFAの大会も)が観戦可能(代表戦は契約外) ・接待に関するコンプライアンスの関係で大企業が買いにくくなっている スタジアム使用料 ・FCバイエルン・ミュンヘンが支払う (芝を使うイベントはない) ネーミングライツ ・アリアンツ(保険会社)のネーミングライツは2002年の着工から2021年までの長期契約。(2041年まで更新) ・特にアリアンツのネーミングライツは借り入れた建設資金の返済に大きく寄与したとのことである(契約金額は不明) ・アリアンツは7スタジアムとネーミングライツ契約 レストラン等ケータリング ・ケータリング店舗(キオスク)が28店(テナント賃料)→マッチデーには€50万(6,718万円)の売り上げ ・レストランは3カ所(マッチデー以外にも2カ所は開店) ・施設内で調理し4つの調理場にデリバリーするセントラルキッチン方式 アリアンツのスカイボックス レストラン 厨房の扉は 自動ドア アリアンツのスカイボックスのテラス席

元のページ  ../index.html#48

このブックを見る