Jリーグ欧州スタジアム視察2017
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Ⅳ-3.ミュンヘン① Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 (2017年10月28日~11月5日) 46 (1)施設の概要 施設所有 Allianz Arena München Stadion社 (FCバイエルン・ミュンヘンの100%子会社) 建設経緯 2005年 旧スタジアム(ミュンヘン・オリンピアシュタディオン)は陸上競技場であり、サポーターも不満があった。2006年FIFAワールドカップドイツ大会を見据え2001年にプロジェクトがスタート。 当時はFCバイエルン・ミュンヘンと1860ミュンヘンの2つのクラブのホームスタジアムとして建設。 建設費 €3億4,000万(459億9,860万円) (※€1=135.29円) 事業構造 市有地を90年間の借地契約 100%民間資金で建設 駐車場はスタジアム運営会社が整備 施設規模 最大収容75,021人 特徴 外壁として半透明のETFEフィルム(旭硝子製)を採用し、フィリップ社のLEDにより1,600万通りのカラーリングが可能。 FCバイエルン・ミュンヘンのホームゲームのときはもちろん赤色でカラーリングされる。 UVを通す素材であり芝の育成にやさしい素材である。 常時エアーを送り込み膨らませた状態になっている。 ピッチ面 8,000㎡ 以前はハイブリッド芝を採用していたが現在では通常の天然芝に戻した。 戻した理由はこの地とイングランドやオランダのような気候との違いによる。 シーズンが終了する夏場に芝の張替えを行う(LED照明により芝の育成が改善している)。 FCバイエルン・ミュンヘンのホームゲーム時のライティング 出典:アリアンツ・アレナHP 養生中の芝

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