Jリーグ欧州スタジアム視察2017
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Ⅳ-2.レーゲンスブルク Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 (2017年10月28日~11月5日) 41 (5)スタジアムの利用人数 これまでヤーン・レーゲンスブルクの43試合と2試合の国際マッチで合計422,727人の観客を集め、また、イベントでは、556イベントの開催で合計72,560人を集客した。 本スタジアムの特徴として、①十分な駐車台数、②イベントへのお客様ニーズに対応できるスタッフを有していること、③他のベニューではできない雰囲気を創り出せること、の3点が挙げられる。 ビジネスラウンジを活用して午前中に大きな会議を開催し、午後にスタジアムの諸室も生かしながら分科会を開催するといった対応ができるほか、社員研修(チームビルディング等)、従業員のミーティング、製品プレゼンテーション、株主総会、誕生日パーティー、クリスマスパーティー、結婚式等での利用シーンがある。 (6)運営会社 コンチネンタル・アレナの所有者はレーゲンスブルク市で、運営はレーゲンスブルク市100%出資のRegensburger Badebetriebe社(RBB社)が担っている。 本スタジアムの主な収入源は、①サッカーの試合、②オフィスからの家賃収入、③イベント貸出収入、の3種類。ケータリング収入は原則運営会社に入り、一部が市の収入になる。 スタジアムの運営収支は赤字であり、レーゲンスブルク市が赤字補塡を行っている。 なお、RBB社は本スタジアム以外に、アイスホッケーやコンサート、見本市などが開催できるドナウ・アレナと毎年50万人以上の利用者があるレジャープール、ウェストバッドも運営しており、市内の大規模スポーツ施設運営を一体で担っている。 開放感のあるビジネスラウンジ 選手の背番号と名前をプリントした椅子がある テーブルの上にピッチをイメージしたマットがある コンサートやアイスホッケーの試合等を開催できるドナウ・アレナ 出典:Donau-Arena HP

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