Jリーグ欧州スタジアム視察2017
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Ⅳ-2.レーゲンスブルク Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 (2017年10月28日~11月5日) 39 本スタジアムの着工は2014年1月7日で、17カ月の工期を経て、2015年7月10日にヤーン・レーゲンスブルク 対 アウクスブルクの試合で14,780人の観客を集めオープニングゲームを行った(試合は1-3で敗戦)。 本スタジアム建設にあたっては、①駐車スペースの整備、②スタジアムの建設、の2つのプロジェクトを同時進行で進めることで工期短縮を図ったとのこと。 併せて、レーゲンスブルク市が雨の多い場所のため、排水工事に苦労したようである。 建設費総額は€5,270万(71億2,346万円)。うちスタジアム部分が€2,750万(37億1,718万円)、駐車場部分が€1,700万(22億9,789万円)であった。(※€1=135.17円) 本スタジアムにはレーゲンスブルク市に主要拠点を構えているコンチネンタル社が2015年からのネーミングライツを取得し、その収入はレーゲンスブルク市に入っている。 (3)駐車場 コンチネンタル・アレナでは、合計1,800台の駐車場が整備されており、加えて、27台のバス駐車場と800台の駐輪場を有している。 さらにマッチデーには、近隣の大学病院の600台の無料駐車場と、大学の950台の無料駐車場を利用することができる。 (4)スタジアム設備概要 スタジアムのデザインは、英国の古典的なスタジアムのジオメトリに合った独立した4つのスタンドで、ファサードはレーゲンスブルク市およびクラブのカラーである赤色となっている。 スタンドは一層式でピッチと近接している。 15,224人の収容数のうち、座席数が9,076、立ち見エリアが6,148人である。 出典:RBB CONTINENTAL ARENA HP 駐車場の配置図 1,800台の駐車場。料金は€4(537円) スタジアム内から見た駐車場 バックスタンドにはクラブのエンブレム

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