Ⅳ-２．レーゲンスブルク Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 （2017年10月28日～11月5日） 37 ホームクラブ概要 (SSV Jahn Regensburg) 【リーグ】 2. Bundesliga （ドイツ2部） 【創設】 1907年 【ホームタウン】 レーゲンスブルク （人口：14.5万人／2016年時点） 【スタジアム】 Continental Arena（コンチネンタル・アレナ） 15,224人収容 竣工：2015年7月18日 建設費：€5,270万（71億2,346万円） ※€1=135.17円 【平均入場者数】 6,318人（2016/17シーズン：3部） 【タイトル】 なし 1． 世界遺産の古都に根付いたクラブ （1）2000年の歴史を誇る古都 レーゲンスブルクはバイエルン州に所属する2000年の歴史を誇る古都。ドナウ川南岸に築かれたローマ軍団駐屯地が始まりで、その後も帝国自由都市として華やかな歩みを続けてきた。ローマ時代の史跡や旧市庁舎（帝国議会博物館）などが残る「レーゲンスブルクの旧市街とシュタットアムホーフ」は世界遺産に登録されている。 ドイツ南東部の地理的に恵まれた地域で、鉄道ターミナル、空港といった交通の要衝からのアクセスにも優れており、チェコやオーストリアと接するなど、国際的な物流・人流の交差点的な役割を果たしてきた。 工場での生産による競争力では、ドイツに比べて人件費の安いチェコ等の東欧での生産に勝てないことから、レーゲンスブルク市では大手自動車メーカーBMWと連携し、生産拠点ではなく同社の研究・試作開発拠点の立地を推進した。その結果、同社のサプライヤーであるコンチネンタルの拠点等、企業の集積が進み、さらにそこからスピンアウトした人材が新たに創業もし、人口14万人の街ではあるが、人口が減少傾向にあるドイツにおいて、増加基調にある稀有な都市となっている。 Ⅳ．ドイツ ２．コンチネンタル・アレナ（ヤーン・レーゲンスブルク） 2017年10月31日訪問 浅井 忠美／桂田 隆行（㈱日本政策投資銀行） レーゲンスブルクの位置 出典：Stadt Regensburg HP
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