Ⅳ-1.インゴルシュタット Jリーグ欧州スタジアム視察2017 報告書 (2017年10月28日~11月5日) 34 ルから入れる動線でピッチに近い。避難動線もマラソンゲート近くに設定しており、避難が容易である。 キオスク(売店)は10カ所、トイレは9カ所(男子用は小13、大9であった)。照明は1,200ルクス以上確保している。 また、ゴール裏のウルトラスのサポーター席には、アンプとスピーカー設備が設置されているのがユニーク。また、Wi-Fiはビジネスエリアのみ対応しており、客席はこれから敷設の予定。スタジアム内での購入にはキャッシュレスシステムが導入されている。 (8)周辺施設やアクセス スタジアムに、マックカフェが隣接。試合時、社員や関係者(スカウトなど)が使用することができる。もともと工業地域であることもあって、スタジアム周辺に飲食店等の施設は少ない。 アクセスは、最寄り駅から地元のINVGバスがあるが、駐車場も一般車1,800台、バス1,000台を収容できる規模で用意されている。 (9)環境・エコへの貢献 当日視察することはできなかったが、スタジアムの屋根の80%には太陽光パネルが設置されており、年間の発電量は40万キロワット、1,000世帯分の電力を供給している。また、芝生の散水は地下水、トイレも6割が雨水利用となっており、小便器は無水トイレが採用されるなど、環境・エコへの貢献度チーム更衣室 フィールドとゲートに隣接した車椅子席 ウルトラス代表の声を拡声させるスピーカー スタンドからピッチに即座に降りることが可能な避難動線
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