2016 winter
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76放映権契約を受けて決定した投資のうち、特に注目を集めているのが「投資原資の確保・配分」の要素だ。現在Jリーグに所属する53のクラブは、それぞれ経営的なステージが異なり、財政基盤そのものの安定が必要なクラブもあれば、より高みを狙って投資をしていきたいクラブも混在している。Jリーグは配分金を財政基盤を強化するための「均等分配金」と、競技成績と営業努力に応じて分配される「傾斜配分金」の2つに区別することで、裾野への投資に留まらず、より高いレベルを目指すクラブへの投資を行っていく。また、クラブ強化につながる意欲的な投資を促すため、理念強化配分金の導入も決定した。この決定により大きく変化するのは、予算を「費消」する、身の丈経営、堅実経営が求められてきたこれまでとは異なり、より大きなリターンを期待し、予算を「投資」する経営にシフトすることもできるようになったことだ。Jリーグはこうした投資型の経営にシフトし、予算を魅力的な選手・監督の獲得などを通して魅力的なフットボールを体現するクラブの登場に期待し、積極的にチャレンジできる環境を整備していく。配分金の考え方

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