JリーグとJクラブは2017年以降の放映権契約が決定した今夏より、成長に向けた投資の在り方について議論してきた。その議論の結果、Jリーグはトップラインを引き上げるための「競争環境の構築」と、意欲的な投資を促すための「セーフティーネット整備」を車の両輪とすることで、リーグの価値向上に取り組んでいくことを決定した。具体的には、「競争環境の構築」として外国籍選手枠の緩和などによる「オン・ザ・ピッチの競技力向上」、商品事業の規制緩和などによる「オフ・ザ・ピッチの競争力強化・売上拡大」を、「セーフティーネット整備」として、インフラ設備を中心とした投資による「クラブ経営支援機能の強化」、均等配分金、傾斜配分金、降格救済制度に代表される「投資原資の確保・配分」を図っていく。72セーフティネットの整備意欲的な投資を促すクラブ経営支援機能の強化投資原資の確保 / 配分競争環境の構築トップランナーをさらに引き上げるオン・ザ・ピッチの競技力向上オフ・ザ・ピッチの競争力強化 売り上げ拡大投資の大方針
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