2016 winter
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71Jリーグは今年7月、英国のPerform Groupが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」と2017年から10年間、約2,100億円の放映権契約を締結した。Jリーグは、この金額を現状への評価ではなく、将来の成長を見込んだ投資ととらえ、「Jリーグですばらしいサッカーが展開され、それが多くの人に伝わっていること」という目標に向かい、かねてより掲げる成長プラン「2つの前提と5つの重要戦略」をより速やかに推進させていく。 しかし、この契約によってもたらされた変化は、大きな投資原資の獲得により経営の選択肢が拡大したことだけではない。大会方式・日程や外国籍選手枠の見直しなど、変革に直接的な投資を必要としない課題においても、金銭的な制約条件がなくなったことで、本来あるべき姿を議論できるようになったのだ。 本章ではJリーグが、2,100億円の放映権収入を得たことをきっかけに、どんな指針のもと、どんな戦略で、どう目標の実現に向かっていこうと考えているかをまとめる。 放映権契約締結によってもたらされるもの

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