2016 winter
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65熊本震災への取り組み2016年4月に発生した熊本地震により、Jリーグ所属クラブのロアッソ熊本もトップチームの活動が中止したほか、ホームスタジアムであるうまかな・よかなスタジアムも支援物資の集積場となったことから、6月末まで試合開催が困難な状況に陥るなど、大きな被害を受けた。これによって延期が決定したロアッソ熊本の主管試合は、柏レイソル、ヴィッセル神戸、サガン鳥栖をはじめとする全国のJクラブによるバックアップを受けて振替開催が行われた。また、Jリーグは「Jリーグ 熊本地震災害に対する義援金・支援金募金」を立ち上げ、スタジアム募金のほか、初のインターネットを通じた募金活動の成果は、2016年11月末時点で56,451,638円に上った。さらに、被災地支援の一環として「がんばろう九州・熊本 チカラをひとつに。タオルマフラー」の製作・販売を決定。Jリーグに所属する全53チームのカラー、エンブレム、チームロゴと共に、熊本県のPRキャラクター「くまモン」がプリントされたこの商品の収益は、ロアッソ熊本支援金受付口座を通じてロアッソ熊本に全額寄付され、同クラブが実施する復興支援活動に役立てられた。

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