2016 winter
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64ホームタウン活動事例FC東京 子ども若者育成支援プロジェクト浦和レッズハートフルサッカー in アジア2016川崎フロンターレ 高田スマイルフェスヴァンフォーレ甲府 かえで支援学校交流会ベガルタ仙台 バリアフリーサッカー ベカルタカップ2011年の東日本大震災で被災した住宅等の跡地を、地元とサッカー界が力を合わせて整備してきた上長部グラウンド。ここにJリーグのトップチームを呼べないか。無謀とも思える企画に、陸前高田市と川崎フロンターレが共に挑んだ。そして迎えた7月3日、前夜J1試合を戦ったベガルタ仙台と川崎フロンターレが上長部にやってきた!イベントに参加した2,733人は、梅雨の晴れ間の日曜日を、選手たちと一緒に芝生の上で、思い切り楽しんだ。ヴァンフォーレ甲府と山梨県立かえで支援学校との交流会は、今年で16年目。監督以下トップチームの全選手が学校を訪れ、小学部から高等部までの児童生徒231名と、サッカーやリクリエーションを通じて交流した。「かえでのみなさんから、溢れんばかりのエネルギーをいただきました。」(ヴァンフォーレ甲府担当者)若者への就労支援を通じて、教育段階での手当が重要と感じるようになった認定NPO法人育て上げネットの呼びかけに、FC東京が応えるかたちで、中学生を対象とした支援プロジェクトが実現した。はじめてスタジアムを訪問した中学生たちが、サッカーに関する職業を題材とした座学を受け、その後FC東京職員と一緒にイス拭きの職業体験。スタジアムにある様々な職場を見学し、最後に試合観戦を楽しんだ。計4回、のべ65名の中学生が参加した。浦和レッズは、サポートしてくれる人々への感謝の気持をもってホームタウン活動に取り組むクラブの一つだ。地域との交流は濃厚で、URAWAサミット、ホームタウン連絡会議、サポーターと共同で取り組むACT(All Come Together!)など、さまざまな交流機会を設けている。そして昨年度までの13年間で延べ45万人以上と触れ合った浦和レッズハートフルクラブ。「鍛錬も技術も大事、でも何より、サッカーというスポーツを愛する『こころ』を育てたい」と願うこの活動はいま、アジアへ、被災地へと、活躍の場を広げている。サッカーを楽しむ障害のある方々が、練習の成果を発揮する機会を提供することで、東北地区の障害者サッカー競技の普及を図るとともに、競技レベルの向上を目的とした試み。©F.C.TOKYO ©2016VFK©URAWA REDS©VEGALTA SENDAI

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