ベトナム2016年Jリーグが展開するアジア戦略の成果が特に表れたのがベトナムだ。今シーズン、水戸ホーリーホックに加入したグエン コン フォン選手と横浜FCに加入したグエン トゥアン アイン選手は、それぞれ「ベトナムのメッシ」、「ベトナムのピルロ」と呼ばれるほどのスター選手で、ベトナム国内では圧倒的な人気を誇る。2人の出場が期待された、明治安田J2第36節水戸ホーリーホック対横浜FCはベトナム全国で生放送が行われるほどの盛り上がりを見せ、ハノイとホーチミンにあるイオンモール2店舗においてパブリックビューイベントも開催された。また、日本在住のベトナム人を対象に無料招待も行い、当日は400人以上のベトナム人サポーターがスタジアムに駆けつけた。さらにベトナム大手メディアが本試合のために来日し取材を敢行。新聞やウェブメディアなどで連日大きく報じられJリーグの露出につながった。試合前後の4日間で、ベトナムのウェブメディアでの本試合関連の露出は、250記事にのぼり、広告換算価値にして548万円、潜在的リーチ層は5.92億人と非常に大きな露出価値を得ることに成功した。61
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